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注文の多い蕎麦屋さん ~年越しそばをめぐる喜劇~

ざるそば 雑記
ダルク
ダルク

どうもダルクです
今回はただの雑記です

もうすっかり年の瀬ですね

大晦日と言えば年越しそば

そこで今回は、蕎麦にまつわるエピソードをご紹介します

名付けて『注文の多い蕎麦屋さん』

ではいきます

注文の多い蕎麦屋さん

それは2020年の年末の出来事

普段通る道から1本奥に入ったところに、
新しい店ができていた

店構えからどうやら洒落た感じの蕎麦屋のようだった

私は自炊はほとんどしないので、
近所に飲食店が増えるのは大歓迎だ

私は早速入ってみた

ここから先は私が体験した、
世にも奇妙な物語

注文の選択肢はない

新しくオープンしたばかりだというのに、
蕎麦屋には私以外客がいなかった

1人だったのでカウンターに座り、
メニューを開いた

なるほど、やはり本格的な店らしく
十割蕎麦と言われる蕎麦粉100%の蕎麦が売りらしい

外が寒かったので、
とりあえずあったかそうな「天ぷらそば」を注文した

~10分後~

私一人しかいないのに、なかなかそばが出てこない

少し不安になるっていると、
奥の厨房から店長が出てきた

店長
店長

いらっしゃいませ
お客さん一見さんですよね

ダルク
ダルク

はぁ、そうですけど

店長
店長

ウチわ十割蕎麦っていう、
蕎麦粉100%のそばを提供してるんですよ

ダルク
ダルク

そうなんですか
(何?この時間?)

店長
店長

だからねー
一見さんには是非「ざる蕎麦」を食べてほしいだよね

ダルク
ダルク

はぁ?

もうすでに天ぷら蕎麦を頼んでいるんですが

いや、注文する前に言えよ

店長
店長

暖かい蕎麦は汁を楽しむもので、
蕎麦の旨味が汁に逃げちゃうんですよね
だから蕎麦そのものを楽しむには向かないんです

ウザイ、ウザすぎる…
要は、
いまから「天ぷら蕎麦」を「ざる蕎麦」にしろ
ということらしい

ダルク
ダルク

だったら最初から天ぷら蕎麦の注文なんか受けんなよ
寒いから暖かいのがいいんだよ

と、イラっとしましたが、
そこまで言うなら出してみろと「ざる蕎麦」にすることに

客の注文を店長の拘りで変更させるとは、
とんでもない店だ(笑)

メニューに「一見はざる以外注文禁止」と書いていてくれ

食べ方にも注文が多い

そうこうしているうちに、
ざる蕎麦が出来きた

蕎麦つゆとネギが添えてある

15分も待たされていたため早速食べようとしたとき、
また店長が私の箸を止めた

店長
店長

美味しい蕎麦の食べ方知っていますか

ダルク
ダルク

はぁ、知りませんが?

店長
店長

では教えてあげますよ

曰く、

  • まず蕎麦をそのまま何もつけずに一口食べる
  • 次につゆもそのまま一口飲む

ここまではいい
私も聞いたことがある

ただ問題はここから

店長
店長

十割蕎麦は美味しいからつゆは要りません
通は塩だけで食べます

ダルク
ダルク

おいおい
まさかコイツ俺に塩だけで食わす気か(;・∀・)?

そのまさかで、
おもむろに岩塩が出された

そして私が食べるまで凝視し続ける店長

意地でもつゆを使わせないという意志を感じる

もう一度言うが、店内には私しか客がいないので、
コイツは私が食べ終わるまで見る気満々だ

ダルク
ダルク

だったら最初からつゆなんて出すんじゃないよ
メニューに「塩のみ」って書いとけよ

と思いつつ、
物は試しで塩で蕎麦食べてみる

………

うん、しょっぱい蕎麦だね(・ω・)ノw

当たり前だよね、
塩つけただけの蕎麦なんだから

いや、たしかにいい蕎麦なんだろうけど、
蕎麦は蕎麦なわけで、霜降り牛にはならいのだ

散々上がりまくったハードルを越えてこなかった

ダルク
ダルク

え、きっつ
これ全部塩で完食すんのきっつ

そばの美味しい食べ方とは

そんな時、ようやく他の客が来店し注文をし始めました

調理のために奥に引っ込む店主

救世主きたる

「今です!!」

三国志(作者:横山光輝)孔明

ソッコーで麺つゆで蕎麦をすする私

うめぇ、麺つゆで食う蕎麦うめぇよ( ;∀;)
やっぱ麵つゆしか勝たん!!

その日私は蕎麦の旨い食べ方を学んだ

以降、友人にこの話をするたびに、
真偽を疑われるので友人を連れて、
何回かその店には足を運んでいる

まだ潰れすに営業出来ているので、
そこそこ人は入るのだろう

食べログのレビューも悪くはない

ただ、あれほど十割蕎麦にこだわり推していたはずなのに、
レビューには天ぷら蕎麦の感想ばかりあるのは、
皮肉なことだ(;・∀・)

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