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【実録】仕事やパワハラのストレスによる鬱(うつ)から立ち直ったきっかけと考え方

サラリーマン奮闘記
ダルク
ダルク

どうもダルクです
このブログを初めて見てくれた方に自己紹介いたしますと、
私は大手自動車部品メーカーに勤めるエンジニアです

今、サラリーマンの悩みの一位は、
ぶっちぎりで「人間関係」だそうです
皆さんの中にも、職場の人間関係や、
ハラスメントに悩んでいる方が多いのではないでしょうか

最近、某電気メーカーでは、
まだ入社すらしていない大学の内定者が、
人事部からのパワハラで自殺したというニュースまでありました

私も入社以来、
上司からの悪質なパワー・ハラスメントに苦しめられてきました
3年間は何とか頑張っていたのですが、
4年目にあることがきっかけでついに鬱(うつ)を発症しました

当時は自分自身に絶望していたのをよく覚えています
今までの人生のキャリアを全て投げだして、どこか遠くへ行きたい
最後に誰かに「ありがとう」と言われて死にたい
そんなバカげた妄想を、本気で考えていました

しかし、本当に小さなきっかけで鬱から立ち直ることができました
今では仕事にやりがいを感じながら、バリバリ働いています

この記事は、
私が鬱から立ち直ることができた小さなきっかけと、
その経験から得た教訓を書いていきます

同じくストレス社会で戦うサラリーマンや、
仕事がうまくいかず苦しんでいる方が、
少しでも勇気が出て、前向きになることができたらこの上ない幸せです
また、 仕事・働き方への考え方を変える一助となれれば本望です

ダルク
ダルク

さて、突然ですが、
まずはこの絵をご覧ください

さて、皆さんはこの絵にどんな感想を持ったでしょう?

よくわからない
ただの色彩画かな?
なんかきれいじゃないなぁ

とか、感想は千差万別だと思います

なぜこの絵をはじめに見せたかというと…

この絵との出会いこそ、
私がうつから立ち直れたきっかけなのです

ダルク
ダルク

べつに絵を売りたいわけでも、怪しい宗教の勧誘でもないですよ(笑)
ただ、後で詳しく説明するので、
この絵を見たときの第一印象を皆さん覚えておいてください

鬱(うつ)になった原因と状況

まず、私がうつになったきっかけと、
当時の状況を振り返ってみます

うつになった原因は大きく分けて、

  • 上司日常的なパワハラ
  • 大きなプロジェクト担当としてのプレッシャー

の二つです

ダルク
ダルク

結構細かく書くので、
「お前のことはどうでもいい」って方は、
読み飛ばしていいですよ(;^ω^)(笑)

鬱(うつ)になった原因と状況 ①:上司の日常的なパワハラ

冒頭で触れましたが、
私は入社以来ずっと上司からのパワハラを受けていました
私の上司は部署内でもかなり有名なパワハラ上司で、
その人間性は後に懲戒処分になるほど最悪でした

(余談ですが、懲戒のきっかけを作ったのは他ならぬ私です)

上司の特徴を簡単に説明すると、
大手の古い会社の技術部の中には、
稀に処世術とタイミングだけで出世した管理職というのがいますが、
その典型のような人間でした(;・∀・)

  • 多少の経験以外は、技術もマネージメント能力もない
  • 見栄と自己顕示欲が異常に高く、
    権威や経験を振りかざし部下のマウントを取ることしか考えていない
  • 自分がいかなる時も正しいと信じて疑わない
    けっして間違いを認めない
  • 結論ありきで議論するため、部下の意見を打ち負かすことしか考えていない
    論破して自分が優位性を示すことに執着し、
    とにかく自分中心の体制づくりにしか興味がない
  • すべての物事を自分に都合のいいように解釈し、周りに吹き込もうとする

とまぁ、控えめに書いてもこんな感じです(;^ω^)

こんな上司なので

  • 激昂すると暴力を振るう
  • 人前での罵倒、人格批判、ねちねちした嫌がらせはもはや日常
  • 常套句は「違う部署に飛ばしてやる」→そんな人事権などない
  • 理不尽な八つ当たり、責任の押し付け
  • 人の査定を他人に言いふらす
  • 飲み会では一銭もださない(なぜか部下が全額払う)

などは、もはや当たり前でしたね

私の部署でも私をよくかばってくれていた先輩が鬱になって退職し、
私は泣きながら先輩の机を片付けたりもしました

こんな上司への報連相は、基本的に業務効率を下げる結果しか招きません
技術も管理力もない上に、議論ができないからです

「できました」、「やります」
これしか相手は求めてません

ダルク
ダルク

今思い返しても、4年間でまともな相談をした覚えもないですね
我ながらよくやれてたなと思います(苦笑)

鬱(うつ)になった原因と状況 ②:プロジェクト担当としての重圧

そんな上司の元、
3年ほどパワハラに耐えながら仕事をしていたのですが、
ある時、とある海外でのプロジェクトが社内で持ち上がりました
総額投資額 5億円を超える超絶でかいプロジェクトです

これだけの規模なので、
4部門が中心となり連携して取り組むべき案件なのですが、
この案件、計画の時点で始まる前から明らかにヤバかったです

スケジュールには明らかに無理があり、
ありとあらゆる準備ができておらず、
はっきり言って成功する見込みが極端に低い状態でした

そんなか、
私はそのプロジェクトの実務担当にされてしまったんです(;・∀・)

このしかもこのプロジェクト、
これまでの私の業務内容とは全く違い経験や知識は皆無

よって、何からしていいのかもわからない状態でしたが、
当然上司は相談に乗ってくれる事もなく、
各部署へ調整をかけてくれることもありませんでした

用は、この失敗するに決まってる案件に、
首をを突っ込みたくないのです

上司としては、
うちの部署は担当者として人員を差し出したから、あとは勝手にやってくれ。
 これ以上その案件に関わる気はない、もう俺は知らん
というわけです

何をしていいかもわからず、
何ができていないかもわからず、
誰にも助けてもらえず、
ただただ、自分の力の及ばないところで計画が進行していき、
日々状況は悪くなっていく

上司には相変わらず、
「何もできていない」
「ちゃんとやれ」
など具体性のない罵倒ばかり浴びせられ、
「無能者」
「駄目になったらすべてお前のせい」
などの人格攻撃やプレッシャーなどもかけられ、
もうどうしていいのかわからなくなってしまいました

ダルク
ダルク

孤立無援の八方塞がりとはまさにこのこと…
本当に辛かった…

鬱(うつ)になっていき、心と体に起こった変調

そんな日々を送るうちに少しずつ私は壊れていきました

  • 寝れなくなる
    まず寝れなくなりました
    夜中までくだらない動画ばかり見て現実逃避を繰り返し、
    朝起きても遅刻ギリギリまで布団から出ることもできなくなりました
  • ストレスで拳くらいの大きさのハゲができる
    正直一番辛かったです
    ハゲたことによりさらにストレスがかかり人前に出るのも嫌でした
    「20代でハゲて一生戻らなかったらどうしよう…結婚もしていないのに…」
    そんな不安で気が狂いそうでしたね(;・∀・)
  • 無気力になる
    とにかく何もかも面倒になりました
    食器を洗うことも、ゴミを捨てることも、
    洗濯物を干すことさえしなくなり、
    あっという間に部屋はゴミ屋敷になっていきました
  • まぶたの痙攣や帯状疱疹ができる
    他にも体のいたるところに変調を生じ始めました
    「死ぬかもしれない」そんな不安が頭によぎっていましたね
  • 外を徘徊しだす
    一番末期の時は、部屋に引きこもり続けることもできなくなりました
    伝わるかわかりませんが、漠然とした不安にさいなまれ、
    家にいても怖くて仕方がなくなったんです
    なんでもいいから状況を変えるきっかけが欲しかったのを憶えています
    もちろん、外出したからと言って何か変わるわけではありませんが、

    ゲームやマンガのプロローグのように、
    何か今の現実を一変するようなそんな出来事が起きないか

    そんなバカげた妄想をして現実逃避するくらい追い込まれた私は、
    まるで夢遊病のようにフラフラと街を徘徊していました
    キリシタンでもないのに近所の協会へ行ったこともあります
    とにかく何でもいいから、私を許してほしいと思っていたんだと思います
ダルク
ダルク

キリシタンでもないのに、近所の協会へ行ったこともあります
とにかく何でもいいから、
私を許してほしいと思っていたんだと思います

鬱(うつ)から立ち直るきかっけ  ~1枚の絵が教えてくれたこと~

次に、私がうつから立ち直れたきっかけについて紹介します
結構長いのですが、少々お付き合いください(>_<)

鬱(うつ)から立ち直るきかっけ:徘徊の末、近所の小さな美術館を見つける

2018年の2月上旬の土曜日
その日も、私は街を徘徊してました

もう今のマンションには4年住んでいたんですが、
普段あまり近所を散策していなかったので、近所の目立たないところに、
凄く小さな美術館があることに初めて気が付きました

私は特に目的もなく徘徊していたので、
普段行きもしないのにその小さな美術館にフラフラ入っていきました

「なんか気がまぎれることでもあればな」

って感じで特に期待もしていませんでした

その美術館では版画の展示会が開催されており、
2階がたしか素人さんの作品が公開されており、
1階は小野耕石という版画家の個展になっていました

鬱(うつ)から立ち直るきかっけ :美術館で出会った運命の絵

小野耕石氏の版画は私のイメージする版画とは全く違っており、
壁一面に下のような色彩画のような作品がずらりと並んでいました

壁に飾られた2枚の絵
こんなのとか
壁に飾られた3枚の作品の絵
こんなのとか
床一面に敷き詰められた絵

みなさんどんな印象を受けましたでしょうか(;・∀・)
正直版画の知識が一切ないダルクの第一印象は、

ダルク
ダルク

もうこれ、鑑賞の仕方もわかんないな(苦笑)

って感じでしたね(;^ω^)

ただ、なぜかこの版画の色彩が、
人の感情を表現しているように私は感じました
なんか人の心を表している気がしたんです
(あくまでダルクの勝手な解釈です)

そこで、
数ある作品の中から、自分の心に一番近いと思う作品を探してみることにしました
それが冒頭のこの絵、

ダルクの心に近いと思った絵
ダルクの心に近いと思った絵

はっきりって私のこの絵の第一印象は最悪でした

とても地味な色合いで、錆び付いているようにしか見えない
鮮やかでも、落ち着いているわけでもない
主張することもなく、美しさを感じない

ダルク
ダルク

まるで今の錆び付いた自分の心にピッタリだ
私の人生も今の状況も、この絵のように錆び付いてる

そんな自虐的な感想をもってこの絵を見ていました

そんなとき、かれこれ1時間以上も小さな館内にいる私に、
係員さんが話しかけてきてくれました
係員さん曰く、この版画は特殊な技法で立体的に描かれており、
横から見ると表情が変わるとのことでした

「へぇ、そうなんですか」
と、ほとんど気のない返事をして、
特に期待もせず先ほどの絵の側面に立って、改めて見てみました

それがこちらです(先ほどの絵と同じ絵です)

先ほどの醜いと感じた絵を側面から見た写真
先ほどの醜いと感じた絵を側面から見た写真

この時感じた衝撃を、私は一生忘れないでしょう
とても、先ほど錆び付いてると感じた絵と同じとは思えませんでした

私が自分自身に例えた、私好みではない絵が、
本当に見る角度を変えただけで、私好みの色になったんです

まるで、

お前はまだ錆び付いちゃいない、こんなに美しい色になるポテンシャルがある」
「今の人生や状況はお前好みの色じゃない、でも少し角度を変えればお前好みの綺麗な色になるぞ」

そんなことを、この絵が自分に気づかせようとしているようでした

大げさかもしれません
ただ、本当に精神的に追い込まれていた私にとってはそう思えたんです

気が付けば私は、絵の前でボロボロ泣いていました

見方を変えれば世界が変わる

ありきたりなセリフですが、
こんな経験を通じてこの絵が私に教えてくれました

人生で最も弱っているときに、
この絵に出会えたことは運命だったのでしょう

見方を変えて世界が変わった ~うつを克服し体調も仕事も好転し始める~

「見方を変えれば世界が変わる」
この教訓を得てから、
私は鬱(うつ)か徐々に立ち直っていきました(*´▽`*)

まず、
折れかけていたプライドと自信を取り戻しました

私は頑張っている
今も輝いているし、もっと輝ける
自然と勇気が湧いてきて、体の変調も治まりました

次に、
物事のとらえ方が大きく変わりました

  • 困難はチャンスである
  • 失敗は学びである
  • 変化は成長である
  • 他人のためは自分のためである

このように、見方や考え方を意識的に変えました

「それができれば苦労しない」

って意見もごもっともです
私も上記のような劇的な実体験がなければ、
すぐにこんなには変われないと思います
でもこれは少しづつ訓練していけば、できるようになります

ダルク
ダルク

ダルクの場合は 、
毎日紙に書いたものを口に3回出して刷り込んでいました

不思議なもので、これを実践した結果、

見方が変われば、自分の行動が変わり、
自分の行動が変わると、周りの自分見る目が変わりました
すると、理解者や協力者も増えていき、
どうにもならないプロジェクトが少しづつ軌道修正されていきました

そして、半年の海外でのプロジェクトは、
七難八苦を経て見事完結しました

現地のパートナーと肩を抱き合い、
私は生まれて初めてうれし涙を流しましたね(T_T)

打ち上げでは浴びるように酒を飲み、
泣きながら「栄光の架橋」をアカペラで熱唱し、
死んだように眠りました(;^ω^)

ダルク
ダルク

今考えても、あの絵との出会いは、
人生のターニングポイントでした
あの経験なしに今の私はありません

ダルクから伝えたいこと:うつやストレスに悩むすべての人へ

私の経験から、
仕事のストレスで苦しむ人
仕事が辛くてたまらない人
仕事に悩み鬱になってしまいそうな人に伝えたいことをまとめます

実際に鬱(うつ)から立ち直った経験からいうと、
「見方を変える」ことが大事です
ほんの少し、角度を変えるだけで、
辛いだけの現状が、魅力ある景色に見えるようになってきます

鬱(うつ)から立ち直る考え方①:自分を許してあげる

悩んでいる時点で貴方は頑張っています
苦しみながらもなお、戦っています
それって無茶苦茶凄いことです

ブロガーになって、やたら脱サラしませんか?、
起業するんですか?みたいなDM来ますが、

「会社で働くなんてばからしい」
って人より、
ストレス抱えながらも頑張っている人の方がダルクは尊敬します

ただ、
「仕事辛いけど頑張ってる」
より、
「仕事辛いこともあるけど楽しい!!」
の方がさらにいいです(+_+)
そのためには次のことを心がけてほしいです

鬱(うつ)から立ち直る考え方②:物事を前向きに捉える

上記でも言いましたが、
考え方、受け止め方を前向きすることが大切です
たとえば、私は以下を心がけていました

  • 困難はチャンスである
  • 失敗は学びである
  • 変化は成長である
  • 他人のためは自分のためである

日常のストレス要因を、極力前向きに捉えることで、
かなり気持ちが楽になりました

とはいっても、なかなか難しいですよね(;^ω^)
なので今回は、ダルクが実践していたトレーニング法を紹介します

ダルク
ダルク

私の場合は、
紙に書いて、毎朝3回づつ声に出して読んでいました

自分で書いていて言うのもアレですが、
一種の意識付けというか洗脳というか、
とにかく心を安定させる「技術」なので、
トレーニングで身に付きます

最後に:辛い人生を変えるのに必要なのは、少し角度を変えてること

ここまで、読んでくださりありがとうございます

感情が入りつたない出来ですが、
誰か一人でも、自信と誇りを取り戻し、
自分の仕事にやりがいを持つことができれば…

そんな思いを込めました(*´▽`*)

この、考え方について少し興味を持ってくれた方は、」
下記の記事もぜひ合わせてご覧ください

全てダルクの実体験ですので、
すべての方に当てはまるとは限りません

ありきたりな教訓かもしれません
きれいごとと感じるかもしれません
しかし、当時の私と同じ絶望の中にいる人のうち、
千人に一人でも実践して状況がよくなれば私は本望です

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