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生成AIを使いこなす人とAIに使われる人 ~使い方次第で開いていく言語格差~

AI,言語 サラリーマン奮闘記
ダルク
ダルク

どうも、ダルクです(/・ω・)/
超絶久しぶりの仕事関連の啓もう記事です

昨今、AIやらDXが声高に叫ばれ、
デジタル技術を活用した業務効率化が求められるようになってきました

私の職場でも生成AIやデジタルツールを使う文化が徐々に芽生え始めています

そんななか非常に面白い事例がありましたので、
みなさんにシェアしつつ生成AIとの向き合い方について考えて行こうと思います

場面は週報の作成です

当部署では1週間の業務進捗をメールベタ打ちで上司に報告しており、
これを「週報」と呼んでいます

登場人物は私の直属の先輩と、後輩です

生成AIの使い方 ~ケース1~

パソコンを持っている人たち

私は先輩とペアで一つの課題を行っています

先輩と言いつつ相手は課長なので実質課題の実行部隊は私で、
先輩は私の進捗を管理するマネージャーのような役割です

週報は私が先輩当てに提出し、それを先輩が加執修正して所長に提出しています

先輩から所長に出された週報は、私もメールのCcに入っており、
確認することができます

すると毎回毎回、私が先輩に提出したものが見事なまでにブラッシュアップされており、
その文章作成能力に舌を巻くと同時に、先輩に対して申し訳ない気持ちになっていました

一応、言い訳をしておくと、
私の週報は決して読みにくい内容ではないと思います(;・∀・)

ダルク
ダルク

自分で言ってりゃ世話ないぜ(´・ω・`)

でも、文法の間違いもないし、やったこと、わかったこと、
考えたこと、次のアクションなどを端的に記述してはいます

いつも自信をもって提出するのですが、
先輩がブラッシュアップした文を見ると、

「あぁ、確かにこっちの方がいいなぁ」

とか、

「ここは確かに読みにくかったかなぁ」

と、思うことが多く、まだ洗練させられる余地があったと気づかされてばかりです

この先輩について軽く紹介すると、
読書家で普段から啓発活動が好きな方で、
休み時間などよく私を捕まえて問答をする哲学者のような人だったりします

とくに「言語」については深い関心をお持ちで、
「言語力で人間の思考は決まる」
とか、
「世の中の問題の多くは言語の問題で生じている」
とか、持論をお持ちの変わったか人なので、
ご自身の言語化能力が高いのも個人的にすごく納得がいきます

ダルク
ダルク

ブロガーの私よりも全然言語化がお上手(´・ω・`)

パソコンを持っている人たち

ある日、先輩の週報を見た後、
ブラッシュアップしていただいたお礼のついでに、
どうやってあんなわかりやすい文章を作成しているのか聞いてみたことがあります

曰く、私の文章は若干言い回しが難しいときがあるので、
それを出来るだけシンプルにするとよいときがある

そういったときは自身が修正した週報を一度AIにぶち込んで、
単純化するように命令すると丁度良い文章に修正してくれることがある

というものでした

私は、なるほどそういうAIの活用方法があって、
実際に業務に活かしておられるのだなぁと感心したのを覚えています

このエピソードだけだと大したことなさそうなのですが、
これと対照的な事例を見たおかげで強烈に印象に残ることになりました

その事例がとある後輩の週報における生成AI活用事例です

生成AIの使い方 ~ケース2~

PCを使っている冴えないサラリーマン

我が部署にはとある後輩くんがいるのですが、
彼は多少コミュニケーションに難があります

ここで言うコミュニケーションとは、
別に人付き合いが悪いとか、挨拶ができないとかそういったことではありません

(むしろ彼は人当たりが良く、少しお喋りな愛されキャラです)

ただ少し、こちらの指示を理解できなかったり、
会話の意図を汲み取るのが下手だったり、
物事を論理的に順序立てて説明するのが苦手なのです

まぁ、平たく言ってしまうと、
「言語能力が低い」といった感じです

ダルク
ダルク

ボロクソですまない(´・ω・`)

かわいい後輩ではあるんです(笑)

そんな後輩君が先日提出した週報を上司に突き返され、
修正を求められていました

私が大変そうだね、と声をかけると

「返信はAIに作ってもらうので大丈夫です(*´▽`*)」

と、元気にお返事

だいぶ気になった(不安になった)のでどうやるのか見ていると、
その後輩君は自身の週報の原文と上司からの指摘内容、
さらにはそれに対する回答のようなものを箇条書きで入力して、
全文を生成AIで作成していました

そして、ちょっとAIが作成した文面のおかしい箇所だけ修正して、
そのまま再提出しているではありませんか

なかなかにカルチャーショックを受けるとともに、
先輩の事例と対照的で妙に納得したのを覚えています

AIの使い方次第で致命的に基礎能力の差がついていく

頭の良い本を持った人

先輩と後輩の事例、
どちらも週報の作成にあたり生成AIを活用した事例ですが、
両者の活用法はまるで対照的です

先輩が自身が論理的に思考し、体系的に言語化した文章をAIに添削させているのに対して、
後輩は文章そのものの作成をAIに任せており、AIの文章を自身が添削しているのです

ダルク
ダルク

正直、だからあの人は仕事が出来て、
あの人は意思疎通すらままならないのだな
と思った次第です

スタンスが真逆の両者の間には、
実際に筆舌に尽くしがたい思考能力と言語能力の差があります

残酷なことに、すでにある如何ともしがたい言語能力の差は、
これらのスタンスを続けていく限り開いていくばかりです

前者は自分の書いた文章をAIに添削させることで、
より簡潔な表現や文章の構成を身につけていくことができます

ところが後者はどうでしょうか

そもそもの上司の指摘を本当に読み取って理解できているでしょうか

生成AIの怖いところは、指摘や質問に対する答えのピントがブレていても、
それらしい日本語の文章が出来てしまうので、
なにも考えていない人間はAIにあたかも説得されるような状態になり、
違和感を感じなくなってしまうのです

文章自体の作成をAIに任せているようでは、
永遠に思考力と言語能力が磨かれることはありません

そのせいかこの後輩に関しては、
よくピントのズレたメールのやり取りを延々繰り返しているのを目にします

会話がかみ合わない二人

さらに恐ろしいことは、
メールはAIが表面上は取り繕ってくれる時間がありますが、
口頭のディベートにおいてもこのコミュ障は発現します

相手の会話の要点を理解できない、
自分の言いたいことも体系的に話せない、
そんなコミュ障人材が今後量産されていくのではないか

そんな悪い予感がしています

ではまた(/・ω・)/

ダルク
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