どうもダルクです(/・ω・)/
中国滞在記
今回からは万里の長城シリーズをお届けします
まずは万里の長城で唯一の水上長城、
九門口長城を紹介します
先日中国の万里の長城に行ってきました
一言で万里の長城と言っても、
人類史上最大の最長の建造物なので、
実はいろんな種類があります
今回は遼寧省のある万里の長城、
九門口、角山、老龍頭に行ってきました
万里の長城シリーズ第一弾は、
万里の長城で唯一の水上長城、
九門口長城を紹介します
前回の中国滞在記の記事はコチラ↓
万里の長城の歴史と種類
まず万里の長城自体について、
少しだけ触れておきます
万里の長城は北方の異民族が侵攻してくるのを迎撃するために、
古くは春秋戦国時代に各国で築かれた防護壁です
キングダムでおなじみ秦の始皇帝が中国を統一した際、
各国の城壁を整備・増築し一つの長城としました
ちなみに初期の長城は石垣ではなく、
土塁壁です
今でも砂漠地帯の長城は土塁の物があるらしいです
その後いくつかの王朝によって修築と移転が繰り返され、
現存の石造りの万里の長城の多くは、明時代に築いたものです
モンゴル帝国の侵略に懲りたんですよね(;・∀・)
下は万里の長城の建造時期と種類を示した図です
作られた年代もバラバラですし、
本当にいっぱい種類がありますね
ちなみに、これだけ長いので世界遺産と言えど管理しきれず、
観光地になっていない大半の万里の長城は放置され野長城となっており、
自然倒壊や人的破壊で消滅しつつあるそうです(;・∀・)
人類の宝が…なんてこったい
九門口長城とは
さて、そんな何種類もある万里の長城のうち、
今回は九門口長城について紹介します
九門口長城の特徴 万里の長城で川に架かる唯一の水上長城
九門口長城は、
全長6,259.6kmともいわれる万里の長城の中で、
唯一、川にまたがる万里の長城です
別名、水上長城とも呼ばれます
他の万里の長城ではありえない、
オンリーワンの景観が最大の魅力です(*´▽`*)
早く写真貼って紹介したいです
世界文化遺産 観光地等級AAAAの人気観光スポット
九門口長城は2002年11月、
中国唯一の水上長城でとしてユネスコの承認により、
万里の長城の一部として世界文化遺産として認定されました
また、中国の観光地には、
中国当局が定める観光地等級というものが存在ます
観光地等級は、
単に観光地の重要性だけでなく、
安全性、清潔さ、衛生面、交通の便利さを考慮して、
観光地の質を高める目的で設定されています
観光地等級は、
A、AA、AAA、AAAA、AAAAA とランクがあり、
AAAAAが最高ランクです
九門口長城は観光地等級AAAAの高ランクの
観光地になります
つまり、世界と国家が認めた、
由緒ある観光地というわけです
AAAAA級は近年追加されたランクなので、
そのうちAAAAA級に昇格するかもしれません
ホント、
中国は世界遺産がいっぱいありますね(;・∀・)
九門口の場所・アクセス
九門口は中国遼寧省秦皇島市にあります
近くの万里の長城では山海関城という有名なものがあり、
人気観光地になっていますが、
あまり長城の面影がなさそうなので今回はスルーしました
九門口は最寄りの山海関駅から北上した場所にあります
山奥なので、駅から降りたらタクシーで移動しましょう
大体駅から40分くらいで着きます
九門口長城 観光レポート
さて、
いよいよ九門口長城の観光レポートに行きます
山海関駅から九門口まで
さて、山海関駅に着いたので、
ここからタクシーをチャーターします
丸一日タクシーをガイド代わりに、
連れまわしてもらう交渉を運転手にします
今回は300元で一日付き合ってもらうことになりました
おそらく交渉すれば、
200元くらいにはできるかもしれませんが、
あまりお勧めしません
知らない土地の山奥に置き去りされたら、
たまりませんのでね(;・∀・)
山間をタクシーで40分ほど走ると、
九門口に着きました
やっと着きましたね(*´▽`*)
よく見れば周りの山の山頂付近に長城の楼閣が見えます
いやー、テンション上がってきたぞ(/・ω・)/
大門から長城まで
門を入ってすぐのところに、
将軍府がありました
当時の司令官と軍師を再現しているのでしょうか
ちなみにこの九門口は明時代に大きな農民反乱があり、
激戦の地にもなったそうです
歴史的にも重要な場所なようでした
九門口長城 水上長城
さぁ、いよいよ九門口長城です
どーん
おぉ(+_+)!!
万里の長城が水門を待った橋のように、
川にかかっている!!
私がイメージしている他の万里の長城とは、
全く違います
城というより架橋のようです
ちなみにみこの「九門口」という名前は、
長城にあるアーチ状の水門を表しており、
水門が9つあるので「九門口」と呼ばれます
デカすぎて写真に納まりませんが、
確かに水門が9つありました
美しいです(+_+)
もともと万里の長城は異民族の騎馬隊を防ぐ目的で作られたので、
馬の渡れない川には作られていないらしいのですが、
九門口のある九江河は浅く騎馬が渡れるため、
長城が築かれたそうです
九門口長城 山間の長城と野長城
水上長城の上に登ってみました
水上長城の向かいの崖の山肌にの長城が見えます
九門口長城は川に架かる水上長城と、
川を挟んで南北に延びる長城(普通の山ある長城)で形成されます
北側の長城は完全に観光客が入れない野長城として放置されています
北側の野長城です
放置されているので草が生えたり楼閣がボロボロになっています
私は野長城も遺跡っぽくて行ってみたかったのですが、
侵入出来なかったので水上長城から眺めました
それにして見てお解りと思いますが、
めちゃくちゃ断崖絶壁の急斜面に築かれています
これ、万里の長城なくても、
異民族攻めてこれんくね(;・∀・)?
と思ってしまいますね(笑)
騎馬は絶対無理です
当時の風格を残す野長城
これはこれで趣深いですね
九門口長城 四つの楼閣と山の頂上
さて水上長城の北側は完全に野長城として放置されていますが、
南側は楼閣の4つ目までは観光用に整備されており、
登ることができます
(4つ目の楼閣より先は同じく野長城として放置されています)
こちらはイメージ通りの長城ですね(*´▽`*)
早速登ってみます
まずは見えている第一楼閣まで
1つ目の楼閣に着きました
ちなみに私は全部楼閣と呼んでいますが、
4つのこの中継所はそれぞれ別の役割がり、
1つ目が防衛拠点、
2つ目が白兵戦闘拠点、
3~4つ目が見張り塔らしいです
登っていてわかったのですが、
地面が少し左右で傾斜しており、
雨水が片側から城壁の外に排水されるようにできています
楼閣の内部には入ることもできますし、
上に登ることも可能です
次に第二楼閣
登るまでがめっちゃ大変です
第二楼閣は戦闘拠点なだけあって、
他の楼閣より大きな造りになっている気がしました
第三楼閣の上から見た景色がコチラ
圧巻ですね
九門口長城の構成がよくわかります
手前が今登ってきている山間の長城、
真ん中の川に架かっているのが水上長城、
そして向かいの山に見えるのが先に紹介した野長城です
九門口はいろんな万里の長城の姿を味わえますね
さて残すは最後の4つ目の楼閣です
この傾斜エグイ(;・∀・)
こんな断崖絶壁にどうやってこんな城築いたんでしょうね
21世紀だと逆に建造できないかもしれません
普段から運動していない人や、
足腰が弱い人には厳しいと思います
第四の楼閣を上る途中の山肌に、
「九門口」の文字が彫られていました
あんなところどうやって行くんですかね(;・∀・)w
千人が出そうな霧のかかった山なのに
第四の楼閣より先は、
北側と同様に野長城となっており、
立入禁止になっていました
ずっと奥の山まで伸びています
名残惜しいですがここで引き返すことにしました
感想・レビュー 九門口長城
さて九門口長城に登ったわけですが、
とても素晴らしかったです(*´▽`*)
数ある万里の長城の中でも唯一の水上長城というだけで、
万里の長城に興味のある人は絶対には外せないスポットだと思います
また、水上の長城、山に架かる長城、
そして手付かずの野長城と、
色んないろんな種類の長城を味わうことができるので、
大満足でした(/・ω・)/
人生で一度は来る価値があります
万里の長城第二弾は、
角山長城を紹介したいと思います
ではまた(/・ω・)/
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