どうも、ダルクです(/・ω・)/
和歌山の伊太祁曽神社へ参拝してきたので、
紹介します
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伊太祁曽(いたきそ)神社とは
伊太祁曽神社とは、
和歌山県和歌山市伊太祈曽にある神社で、
紀伊国一之宮の一社です
木の神を祀ることから紀伊(きい)國と木の國をかけて、
木國一之宮とも称されます
紀伊国一之宮
一宮(一之宮)について軽く説明すると、
中世の律令制度時代、地方に赴任する国司は、
その地方の主だった神社にまず参拝する義務がありました
これを国司神拝といいます
その際、その地域(国)で崇敬を集めている神社を「国内神名帳」にまとめ、
有力神社の内から最も社格が高い神社を一宮、
他の神社を二宮、三宮と序列化していきました
すなわち、一宮とはその地方で最も社格が高い神社といえます
ちなみに紀伊国(和歌山)には、
一宮を名乗る神社がなんと三社もあります
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伊太祁曽神社の御祭神
伊太祁曽神社の御祭神は、
- 五十猛命(イタケルノミコト)
- 大屋都比賣命 (オオヤツヒメノミコト)
- 都麻津比賣命 (ツマヒメノミコト)
です
いずれも須佐男尊(スサノオノミコト)の子で、
大屋都比賣命、都麻津比賣命は五十猛命の妹です
日本最古の歴史書である『日本書紀』に、
須佐男命と五十猛命は新羅に天下ったとされています
須佐男命は木種を日本に持ち帰り、
息子である五十猛命に木種をまくように命じたとされます
五十猛命は妹の大屋都比賣命、都麻津比賣命とともに日本中に気種をまき、
最後に紀伊(和歌山)鎮座されたと伝わっています
そのため、
伊太祁曽神社は木の神を祀る神社として信仰されています
伊太祁曽神社へのアクセス
伊太祁曽神社へは、わかやま電鐵の伊太祁曽駅から徒歩五分でアクセスできます
駅から近いのは非常にありがたいです(/・ω・)/
わかやま電鐵は現金しか使えないし、
前車両しかドアが開かないので注意しましょう
伊太祁曽神社のおすすめ見どころ紹介
それでは実際に参拝してきたので、
伊太祁曽神社のおすすめ見どころを紹介します
それほど広い境内ではありませんが、
大きな神池と太鼓橋があり、多種多様な木々が植えてある境内の雰囲気は、
とても癒されます
伊太祁曽神社 拝所
伊太祁曽神社の拝所です
伊太祁曽神社は拝所正面の奥に本殿があり、
拝所の左右の奥に左脇殿、右脇殿があります
拝所の左右の奥に脇殿がわずかに伺えます
左右の脇殿に祀られているのが、
大屋都比賣命と都麻津比賣命です
伊太祁曽神社 本殿
拝所の脇から見える本殿です
檜皮葺の屋根に金をあしらった鰹木と千木が美しいです
木の神を祀る神社ということで、
配色ではなく木本来の色合いを活かしたシックな雰囲気があります
境内の木々
伊太祁曽神社は木の神を祀ることから、
境内のいたるところに様々な木々を植えています
境内自体が山深くにあるわけだはないので、
参道に広大な森を有してはいませんが、
その分、境内に所狭しと植えてあります
写真は右手前が杉、左手が榊、右奥が檜です
ご丁寧に何の木かわかるように、
立札もついています
ご神木の大杉です
残念ながら昭和37年に落雷で枯れてしまい、
上部を伐採して保存しているそうです
厄難除け木の俣くぐり
五十猛命が木の俣を利用して大国主命を助けた神話にちなみ、
この穴をくぐると災難を除けれると伝わっています
茅の輪くぐりの木バージョンみたいなものかと思います
チェンソーカービングの干支
木の神社ならではの特徴として、
「木祭り」というお祭りがあるそうなのですが、
その際に造られたチェンソーカービングの干支が飾られています
チェンソーカービングとは、
チェーンソーだけを使って仕上げた木彫りのことで、
これらの作品は世界チャンピオンの作品だそうです
拝所の龍のチェンソーカービングです
いや、チェーンソーだけでこれ作るって、
凄すぎるでしょ(;・∀・)
私がノミを使ってもこんなの彫れません(笑)
この蛇の曲線美とか凄いですね(/・ω・)/
どうやってチェーンソーで加工するのか見当もつかないですが…
磐座(いわくら)
境内の祇園神社の近くに磐座があります
磐座とは日本古来の自然信仰の時代から、
神が宿る依り代と考えられたいた石のことです
主祭神の父神である須佐男命降臨の地である、
奥出雲・船通山から持ってきているそうです
お猿岩
猿の頭の形をしたこの石は、
首より上の病に霊験が著しいと伝えられています
猿の頭に見えるかは人それぞれですけどね(;・∀・)
伊太祁曽神社 摂社・末社
伊太祁曽神社の特徴的な摂社と末社を紹介します
御井社 いのちの水
境内裏手に山中に入る小道があり、
そこを進んだ先に御井社と「いのちの水」の井戸があります
こんな感じで、境内裏手の小道から山中に入ってきます
境内山中にある井戸より湧く水は古くより 「いのちの水」 と呼ばれ、
病人がこれを飲むと元気になると伝えられており、
ここで御神水をいただけます
直接飲めるかどうかはわかりませんでした
社務所で聞いた方がいいかも
御井社の社殿です
ここにも龍神のチェンソーカービングが置いてあります
祇園神社
主祭神の父神である、
須佐男命を祀る祇園神社です
境内のはずれにあるので、
見逃さないようにしましょう
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氣生社
拝所左手の氣生社です
五十猛命の荒御霊(あらみたま)を祀っています
祭神の穏やかな霊を和御霊(ににぎたま)というのに対して、
荒御霊とは、とりわけ強い神威を発揚する霊のことです
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蛭子社
氣生社の横にある蛭子社です
近隣の神社が合祀されてできた神社で、
産土神とともに祀っています
櫛磐間戸神社
伊太祁曽神社の大鳥居のすぐそば、
境内入口付近に鎮座する櫛磐間戸神社です
御祭神は、
- 櫛石窓命
- 豊石窓命
の2柱です
『古事記』の天孫降臨の際に登場した御門の神様なので、
境内入口に祀られているようです
また『古語拾遺』では豊磐間戸命、櫛磐間戸命の二神で神殿の御門を守ったと記載があります
伊太祁曽神社の御朱印
伊太祁曽神社の御朱印がコチラ↓
中央の木國一之宮の印が特徴的です
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