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職場の心理的安全性の欠如による信頼関係の崩壊

上司 サラリーマン奮闘記
ダルク
ダルク

どうも、ダルクです(/・ω・)/
自部署の後輩に上司とのメールのやり取りで、
相談を受けたのシェアしたいと思います

このメールは、価値観ギャップ、
コミュニケーション、マネジメントの視点から、
非常に面白いケーススタディの事例だと思います

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ケーススタディ:後輩社員からの相談

先日のやりとり

後輩社員
後輩社員

ダルクさん
先日他事業所の人とやり取りをしていたら、
上司から説教メールが飛んできました

ダルク
ダルク

へぇ、
なんかやらかしたの?

後輩社員
後輩社員

いや、具体的に何が悪かったのか…

なんか返信した方がいいんでしょうか

ダルク
ダルク

読んでみないとわからんな
ちょっと見せてよ

ということで見せてもらったメールが、
とても考えさせられる内容でした

メール本文を見る前に、
登場人物と関係性を整理しておきます

上司の人物像

サラリーマン

この上司と私はもうかれこれ長い付き合いで、
上司が平社員の時から昭和のノリでしごかれていました

多分に親分気質で一匹狼、
およそマネージャーとしての資質は皆無ですが、
叩き上げの仕事人というイメージで、
新人の私にも容赦がなく、
今の時代なら一発レットもののパワハラを受けたこともあります

よく酒の付き合いをしながら、
「仕事とはこうあるべき」、「お前のやり方はぬるい」など、
朝まで説教されたものです

ただその分、仕事の拘り、美学は人一倍強く、
その一点に関しては尊敬に値する技術者で、
私の仕事観の一部に影響を与えた人でもあります

ダルク
ダルク

典型的な昭和のオヤジです

後輩社員の人物像

うなだれる人

対してこの後輩社員とは、
私は殆ど仕事したことがありません

私が別の部署に行っていた時に、
中途で今の部署に入ってきました

後輩としていますが、実は私と同じ年です

で、この後輩君の印象ですが、
私はこれまで彼ほど仕事が出来ない人を見たことがありません

技術や能力以前にコミュニケーション能力すらない、
空気が悪い意味で読めていない

質問をしても、
普段から自分の頭では何も考えていない

いろんな意味で衝撃的な社員でした

ダルク
ダルク

そのままでは、
会社を破壊する人材な気がします

上司から部下(後輩)への”お気持ち”メール

さて、前置きが長くなってしまいましたが、
後輩社員に送られてきたメールの文面を見ていきます

要件の後に、
追記する形で下記”お気持ち”が付いていました

まずは読んでみてください

※ここからは私の心の中を話します

皆さんが各事業所とフランクに技術の話だったり、お願い事を聞いてもらえるのは、
私がこれまで十数年かけて信頼関係を築いてきたからだと自負しています

私が入社した当時(今の課長が担当者だったころ)は、
データが必要なら自分で取れば?とか、
実験が必要なら勝手にやって、とか、
こんなことは普通でした

そこから少しづつ打ち解けて、仕事の成果を出して、
ようやく信頼してもらえる関係を作ってきたつもりです

今では出張に行ったら駅まで送ってもらえるまでになり、
仕事で繋がる以上の関係性を作っています

この信頼関係があって、今の関係が成立しています

~中略~

適当な依頼をしたり、打ち合わせで適当な資料を出したり、
こんなことをしていると信頼関係は崩壊します

皆さんもそうじゃないでしょうか、どんな人のために仕事したいですか

相手を考えず不明確でざっくりとした情報依頼されたら、
どんな気持ちでしょうか

ある程度は皆さんの裁量に任せているつもりですが、
社会人として、組織として働く人間として、
最低限の社会人マナーは守るべきです

こんな仕事のやり方って普通でしょうか
私には理解できません

考えて行動するべきだと思います
回りも見て見ぬふりは良くないと思います

これは私の心の中なので無視していただいて結構です

少しでも感じてくれたら実践してください

以上です

上記を読んでどのように感じましたでしょうか

Twitterでも意見募集中ですが、
色々なご意見をいただきました
協力ありがとうございました

案の定、
いろんな視点から180°違う意見も飛んできて、
とても面白かったです(*´▽`*)

ダルク
ダルク

私の率直な感想は、
少なくとも部下との信頼関係はすでに崩壊しているな
というものです

私の解釈 職場における心理的安全性

私は若手寄りの中堅層なので、
このやり取りをしている後輩と上司のどちらの立場もある程度理解した上で、
客観的に分析しやすい位置にいます

そこで見えるのは強烈な価値観ギャップと、
disコミュニケーションです

そしてその根本には、
職場における心理的安全性の欠如があると思います

上司の主張は正しいし後輩の姿勢は正すべき

まず、私が強調したいのは、
この後輩社員に擁護する点がないということです

なにも後輩をかばい、
上司を糾弾したくてこの記事は書いていません

私の目から見ても上司の言い分自体は正しい

後輩社員君は社会人としての基本すらできていないし、
実際に他事業所との信頼関係を失墜させ、
組織全体の作業効率を大幅に損なう原因を作りかねません

よって、この後輩君は自分の姿勢を改める必要があるのですが、
果たしてこのメールをみて、
素直に受け止められるでしょうか

檄文と老害文章は紙一重

老いた手

おそらく上司は仕事に対する姿勢を、
熱く語りたかったんだと思います

それこそ、
昔からともに仕事をし、飲み屋で説教されてきた私には、
上司の言葉は刺さります

ですが、そんなバックグラウンドを持たない、
価値観も思いも共有したことのない相手が上記メールを見たら、
どういう印象を受けるでしょう

あえて極端に要約すると、

  • 俺の若いころは大変だった、たくさん苦労した
  • お前たちが今仕事出来るのは俺のおかげ
  • それに引き換え、今のお前たちの姿勢は気に入らない
  • 俺が造ってきた功績がお前たちのせいで崩れる
  • 俺はお前たちのやり方は認めない

ともすれば典型的な老害文章そのものにも見えます

武勇伝に絡めた説教にも見えるでしょうね

ダルク
ダルク

事実、後輩はそのように受け取っていましたし、
Twitterにも同様のリプをくれた方もいます

さもありなんな結果なのです

特に、今の関係性が~のくだりは不要でしたね

これだと後輩を思って言っているのか、
他事業所を思って言っているのか、
たんに、自分の築いたものを損なわれて腹を立てているのか、
分かりません(ざんねんながら一番最後でしょうけど)

どうしようもないコミュニケーションの失敗を見た気がします

心理的安全性なくして信頼関係は築けない

操り人形

なぜこんな齟齬が生じたかといえば、
私は普段からのコミュニケーション不足が原因だと思います

そして普段のコミュニケーションを阻害している原因は、
職場の心理的安全性の欠如です

我が部署の上司は前述したとおりの性格なので、
まるで親分、評価を下す神のごとく振る舞い、
部下も上司の顔色をうかがってばかりで本音を言えない環境のため、
心理的安全性の低い状況になっています

だれも、心を開いて本音で語り合ったり、
自分の価値観を打ち明けたりしないのです

コロナやコンプライアンスの関係で昔のように、
飲み会で仕事観を熱く語ることも、
朝まで酔っぱらって説教することもなくなり、
飲みにケーションしかしらない上司が相手だと、
相手と価値観を共有できなくなり、
コミュニケーションはどんどん希薄になってきます

上司は他事業所との信頼関係は築けても、
自部署の部下との信頼関係は築けていないのです

飲み屋で説教する以外のコミュニケーション手段を持たないが故の、
あのような”お気持ちメール”になったのでしょう

そしてあのメールの内容は、
信頼関係を築く対象を他事業所から自分の部下に置き換えれば、
すべて上司自身に帰ってくるブーメランなのです

上司がかつて苦労して関係各所と信頼関係を築いたように、
今度は自部署内での信頼関係構築の重要性に、
気が付く必要もあるのだと思います

考えて行動するべきだと思います
回りも見て見ぬふりは良くないと思います

とありますので、
GW明けに久しぶり上司を飲みにでも誘って、
今度は私が説教してやろうと思います

ブーメランだぞと
神のごとく振舞うなと

ダルク
ダルク

世話の焼けるオッサンだぜ

ではまた(/・ω・)/

ダルク
ダルク

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