【書評】元証券ウーマンが不動産投資で７億円

※まだ不動産投資を始めていない人の感想です

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2021.08.07

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【感想・レビュー】　元証券ウーマンが不動産投資で７億円

それでは本書の感想とレビューに入っていきます

総評： 元証券ウーマンが不動産投資で７億円

まず総評です

比較的ローリスク・ローリターンの、
手堅い「王道」の不動産投資の手法について学べる一冊

といえます

初心者向けの「王道」な不動投資手法

本書は所謂ハウ・ツー本で、
筆者が実践した投資手法について紹介してあります

網羅的に基礎を学ぶタイプの本ではなく、
成功した1つのモデルを紹介している本になります

分類的には「まずはアパート一棟買いなさい」と同じですが、
手法は全く異なりました

「まずアパ」が資産性よりもキャッシュフローを重視し、
地方の築古のような難易度の高い物件を工夫でなんとかする、
「ニッチで勝負！」に対して、
本書は、
利回りを追求するではなく、
資産性があり融資を受けやすく、
入居やリフォームの難易度の低い物件を投資対象としています

その分、
融資はがっつり引張っています

例えは本書のタイトルは、
「元証券ウーマンが不動産投資で７億円」ですが、
７億とは購入した物件の総額です

年間家賃収入は7000万円で、
諸経費や税金を差し引いたキャッシュフローは、
2000万くらいだそうです

この作者は40歳で100億円を目標にしているらしく、
こんなレバレッジを効かせてるので、
この辺は一般投資家からすると、
ついてけないとかもしれませんね

金融機関や不動産業者への営業戦略が緻密で多彩

この手のノウハウ本は、
多少著者の自分語りや武勇伝なども多分に含むものです

本書も例外ではありません

著者である、八木エミリー氏が不動産投資を始めた際、
20代の女性であることで金融機関や不動産業者に相手にされず、
悔しい思いをしたそうです

彼女曰く、
「女性は不動産投資には不利」
ということでしたが、
この後の彼女の対策を見ると、
そんなことないだろうなと思ってしまいます(;^ω^)

相手にされなかった悔しさをバネに彼女が行ったのは、
徹底して金融機関や不動産業者の人の心をつかむ作戦でした

本書には彼女が、
「この人になら会いたい」と思えるようにする、
細やかな心配りや、熱意の伝え方などが、
細かく紹介されています

相手も人間なので、
いかに人の心を動かすかが重要なのですね

まさに彼女ならではの戦略というところですね

ちなみに、
私が銀行の融資担当だったら、
40～50代のオッサンに手書きの手紙を貰うより、
20代の女性に貰った方が会いたいと思います（笑）

女性だから不利なことがあるなら、
逆に有効な戦略を練ることもできるという、
発想力は大事だなと思いました

不動産投資には目的設定が大事

本書で著者は、
「不動産投資には目的設定が大事」としています

要は、
なんとなくで不動産投資なんか始めるなということです

ただこの方の場合、
40代で純資産100億を築いて財団を立ち上げ、
地元の活性化に貢献するというあまりに壮大な目標があり、
不動産投資はその手段にすぎないらしいです

だからこそ、
こんなレバレッジの効いた不動産投資をしている訳でしょう

この方の壮大な目標に比べれば、

程度の動機の私は覚悟不足ですかね(;・∀・)（笑）

正直そんな御大層な動機まではいらないと個人的には思います
ある程度の軸さえあれば

何か問題に直面した時に、
基本に立ち返る軸だけもって勉強したいですね

書評まとめ：元証券ウーマンが不動産投資で７億円

最後にまとめます

本書は不動産投資のハウ・ツー本であり

比較的ローリスク・ローリターンの、
手堅い「王道」の不動産投資の手法について学べる一冊

ある程度投資資金がる方なら、
初心者向けの投資手法で内容もわかりやすいと思います

教科書のような構成ではありませんが、
不動産投資のマインドや基礎知識にも触れており、
理解しやすい内容になっています

どちらかといえば、
金融機関や不動産業者へ営業テクニックについて、
重要視されており詳しく学べます

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