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株価の調整局面でのアセット分散の効果 ~暴落に備えた投資戦略~

下降チャート 投資
ダルク
ダルク

どうもダルクです(/・ω・)/

今回は資産クラスのアセット分散の効果について、
少し解説します

2022年も始まって早々、
株価の下落が続いていますね

特にハイテクセクターの下落幅が大きく、
ナスダック指数のレバレッジETFに集中投資している人の中には、
含み益を吐き出しているケースもあるようです

当たり前ですが、集中投資すればするほど、
期待リターンも大きくなりますがリスクも大きくなります

このような調整局面において、
何に資産を分散し、どこに投資していけばいいのか

私なりに考察したので紹介します

ダルク
ダルク

この記事の内容は下記記事の内容を、
今の相場で具体的に示したものです
先にコチラを読むことおおすすめします

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分散の目的はどのような局面でも耐えれるPFにすること

リスクを低減させるには、
ポートフォリオを様々な資産に分散させる必要があります

ですが、闇雲に分散すればいいというわけではありません

分散の目的を、
相場変動時のボラティリティを下げること
とするなら、
メインのアセットと短期では逆相関になるアセットへの分散が効果的です

ダルク
ダルク

次に具体例を示します

分散の種類と考え方

分散はいろいろな観点で分類できますが、
代表的な分散例として、
資産クラスの分散、地域の分散、セクターの分散、銘柄の分散
などがあります

資産クラスの分散とは、
現金、株式、債券、コモディティ、REITなど、
最も基本的な資産の種類の分散になります

ダルク
ダルク

前回の記事では、
全世界の株に投資したところで、
米国のリスクヘッジとしてはあまり機能しないと、
紹介しました

全世界の株価が下落しているときに、
上昇する個別株を見極めるのは極めて困難ですが、
株式と逆相関の資産クラスに分散投資すれば、
株価の下落局面でもリターンをとることが可能です

メインのアセットが暴落しても、
ヘッジのアセットがリターンを出してくれれば、
ポートフォリオ全体で下落を抑えることができます

ダルクのポートフォリオにおけるアセット分散効果

具体例として、
私のポートフォリオを見ていきます

私は全体のアセットの中で、
現金15%,米国ETFが61%なのですが、
今回はETFのポートフォリオだけ見ます

2022年1月の米国ETFのポートフォリオ

私の投資方針は、
VTIとVYMをコアETFとして定期積立していくというものです

よってVTIが57%、VYMが20%と、
米国ETFの中で77%を占めます

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ちなみにETFの個別記事はコチラです

米国以外の地域では新興国ETFのVWOを2%取っています

そして、株式のヘッジとして、
米国長期債券のTLTを4%、
ゴールド、プラチナ、コモディティ全般のETFとして、
IAU1541GSGを合計で5%組み込んでいます

債券、コモディティを合わせてPFの約1割が、
株式のリスクヘッジとして組み込んだアセットです

ここで、直近3ヵ月の、
VTI、VYM、VWO、TLT、GSGのパフォーマンスを見てみます

VTIとVYMとVWOとTLTとGSGの3ヵ月のトータルリターンチャート

緑がVTI青がVYM黄色がVWO
黒がTLT赤がGSGです

暴落!暴落!と騒がれている通り、
米国全体に投資するVTIは5.6%と下がっていますが、
債券のTLTとコモディティのGSGは上がっています

ダルク
ダルク

TLTは株式と逆相関が強いですし、
GSGは単純にパフォーマンスがいいです

VTIとVYMは相関係数はほぼ1ですが、
VYMの三カ月のリターンは+2.2%で、
VTIの-5.6%を大きくアウトパフォームしました

これは米国株の中でハイテクセクターが大きく暴落しているのですが、
VTIの構成セクターの多くがハイテクなのに対し、
VYMの構成セクターに占めるハイテクが小さいからです

ダルク
ダルク

完全に副産物ですが、
VYMのおかげでハイテクセクターへのウエイトが、
VTI単独よりも軽減されていました

まぁ、おかげさまで、
ここ1ヵ月で言えば資産は減ってはいますが、
そこまでダメージが大きくありません

債券とコモディティの割合は1割くらいなので焼け石に水ですが、
上がってるアセットがあるだけで精神衛生は保てますし、
いろんな投資戦略を取れると思います

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今後の投資戦略の選択肢について

さて、今後の投資戦略ですが、
様々な選択肢があると思います

ざっと考えるのは、

  • 株式の買い付けを少なくしキャッシュポシジョンを上げる
  • 債券、コモディティなど株と異なるアセットの比率を高める
  • 下がっている株を積極的に買い向かう

という感じでしょうか

ダルク
ダルク

今ある株を売るとか、
もっといっぱいありますが、
一応上記3パターンで考えます

株式の買い付けを少なくしキャッシュポシジョンを上げる

まず、買い付け額を少なくしたり、
買い付けを保留してキャッシュを厚くするというのが、
もっともリスクは小さいです

よく、

投資は積み立ててなんぼ!!
買い付けを継続することが最良!!

とか言うインデックス投資家もいますが、
必ずしもそうではないと思います

10年以上の運用期間において、
1ヵ月や1年の積み立て中断しても誤差の範囲でしょう

というか、
アセットアロケーションぐらい好きにさせてあげて(笑)

今月が株価の底ならその考えいいでしょうが、
ずるずると下がる場合は結果的に入れない方がいいでしょうし

ダルク
ダルク

それがわからないからこそ、
毎回拾っていくならそれはいいでしょう

債券、コモディティなど株と異なるアセットの比率を高める

株式が今後も下がっていったり、
大きな暴落が来ると予想するなら、
債券やコモディティのアセットを高めるという考えもあります

若いうちは株式100%で十分!!
フルインベスティメント!!

とか言う人もいますが、
実際、今の相場で冷静ですかね(・ω・)?

SNSでつぶやく頻度が増えてる人は、
自分のリスク許容度超えてますよ、たぶん(;・∀・)

すでに資産の変動で不安になってる人は、
アセットを分散することで、
ポートフォリオのボラティリティを下げてもいいかもしれません

暴落が来た時、上がったアセットを売却し、
暴落した株を拾うということも出来ます

ダルク
ダルク

ただ懸念として、
金利上昇やインフレ抑制の流れにおいて、
債券やコモディティが追い風かというと、
そうとも言えないところです(;・∀・)

このあたり、本当に難しいです

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下がっている株を積極的に買い向かう

株価が下がっているなら、
あえて積極的に買い向かうという選択もあります

「淡々と積み立てるのみです」
ってやつですね

キャッシュに余裕があって、
リスク許容度が高い場合は入金が続く限り、
逆張りし続けるという手もあるでしょう

どこが底かわわからないので、
「落ちるナイフを落ちきるまで掴み続ける」
スタイルですね

ダルク
ダルク

VTIとかなら長期においては、
最終的には一番リターンが大きくはなりそうです

リスク許容度高めの人は、
いいかもしれません

まとめ:株価の調整局面でのアセット分散の効果

さてまとめます

全世界の株価が下落しているときに、
上昇する個別株を見極めるのは極めて困難だが、
株式と逆相関の資産クラスに分散投資すれば、
株価の下落局面でもリターンをとることが可能
となる

主には、債券コモディティをポートフォリオに組み込むことで、
ボラティリティを緩和することが出来る

株価の調整局面での投資戦略は無数に考えられますが、
数ある選択肢の中で、
アセット分散も選択肢に入れてはいかがでしょうか

ダルク
ダルク

何が正解かはわかりませんので、
どの戦略を勧めるということでもありません
あくまで考え方の候補としてのご提案です

私がどのような戦略でいくかはまだ考え中ですが、
おそらく全部合わせたようになると思いますね(笑)

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