どうもダルクです(/・ω・)/
ETF擬人化企画第4弾、
連続増配ETF、VIGについて解説します
今回はFIREの民にも人気な、
米国連続増配企業で構成されるETF、[VIG]です
解説には、
VIG役の御坂美琴さんに来ていただきました
よろしくね
ちなみに本ブログでは愛着を持つために、
保有ETFをアニメやゲームのキャラに擬人化しています(*´▽`*)
VIGは、とある科学の超電磁砲の御坂美琴です
詳しくはコチラの記事を読んでいただけると、
話に入りやすいと思います(/・ω・)/
関連記事
VIG(バンガード・米国増配株式ETF)とは
まずは、VIGの特徴について紹介します(/・ω・)/
VIGの連動指数と構成銘柄数
VIGの連動指数は、
NASDAQ US ディビデンド・アチーバーズ・セレクト・インデックスです
なんやそれ?
って感じですよね(;・∀・)
構成銘柄を見るとわかりやすいのですが、
VIGは10年以上連続して増配の実績を持つ、
米国株で構成されたETFです
10年以上に渡り増配してくれている、
財務優良な企業の集合体と言えます
まさにエリートETF(+_+)
10年連続増配の実績は、
長期投資するうえで非常に信頼性の高い指標と言えます
リーマンショックとコロナショック経ても、
増配を続けた信頼と実績は伊達ではないわ
将来にわたり安定した利益を約束するわよ
組み入れ銘柄数は、
連続で10年以上増配する企業なので、
時期によって異なりますが、
2021/7時点で247銘柄です
さすが米国、
10年以上増配している銘柄が247もあるのか(;・∀・)
構成比順位 | 銘柄 | 構成割合 |
---|---|---|
1 | Microsoft Corp. | 4.20% |
2 | JPMorgan Chase & Co. | 3.80% |
3 | Johnson & Johnson | 3.70% |
4 | Walmart Inc. | 3.40% |
5 | UnitedHealth Group Inc. | 3.20% |
6 | Visa Inc. | 3.20% |
7 | Home Depot Inc. | 2.90% |
8 | Procter & Gamble Co. | 2.80% |
9 | Comcast Corp. | 2.20% |
10 | Coca-Cola Co. | 2.00% |
米国の財務優良企業がズラリと並びます(+_+)
GAFAMの一角マイクロソフト、
銀行大手のJPモルガン、
高配当常連のジョンソン&ジョンソン、
超大型スーパーのウォルマートなど、
まさに世界選抜並みのメンツです(=゚ω゚)ノ
何があっても潰れないような、
安定成長企業だけで構成されているのが最大の特徴よ
逆にいえば、
あまり成長性のない極端な高配当銘柄や、
GAFAMというような、正当なグロース株は含みません
(マイクロソフトは入ってますが)
VIGの構成セクター
セクター | 構成比 |
---|---|
素材 | 3.00% |
一般消費財 | 16.70% |
生活必需品 | 9.90% |
金融 | 14.10% |
ヘルスケア | 15.00% |
資本財 | 22.10% |
テクノロジー | 13.40% |
電気通信 | 2.20% |
公益 | 3.60% |
上位セクターは、資本財、一般消費財、ヘルスケアとなっています
利益率が高く、
生活に密接に関わるセクターの比率が高い傾向がありますね
10年以上の連続増配実績の企業と言うことで、
安定的で底堅い印象のセクター比率が高いと思います
VIGのリターン・分配金利回りと増配率
次に、VIGのトータルリターン、
分配金利回りと増配率について見て行きましょう
VIGのトータルリターン VTIとVYMとの比較
まずトータルリターンを、
王道インデックスETFのVTI、
王道高配当ETFのVYMと比較します
3年間のチャートがコチラ
緑がVIG、青がVTI、黄色がVYMです
VIGは長期に渡り、
VTIと同等の高いトータルリターンを誇ります
GAFAなんて含まなくても、
市場平均くらいの成績余裕なのよ
ハイテクが少ないのに、
このトータルリターンはマジで凄い(;・∀・)
分配金再投資したVYMより、
トータルリターンは完全に上ですね(*’▽’)
ちなみに、財務安定企業の集合体なので、
暴落局面ではVTIやVOOよりも下落幅が小さいという特徴もあります
ボラティリティが低いので、
シャープレシオも高くなりがちです
VIGの分配金利回り VTIとVYMとの比較
次に、VIGの分配金利回りをVTIとVYMと比較します
銘柄 | 分配金利回り[%] |
VIG | 1.53 |
VTI | 1.25 |
VYM | 2.82 |
VIGの分配金利回りは、1.53%となっています
連続増配銘柄という割には、
VTIと同じくらいの水準で、
代表的な高配当ETFのVYMと比較しても、
決して分配金利回りは高くないのがわかります
VIGは連続増配ETFであっても、
高配当というわけではありません
VTIとVOOみたいに、
トータルリターンをとりに行くETFね
VIGの増配率 VTIとVYMとの比較
さて、お楽しみの増配率を見て行きます(/・ω・)/
グラフは2015年から2020年までの、
1株当たりの分配金が何%UPしたかを表しています
※平均増配率ではなく6年のトータルです
銘柄 | 増配率 |
---|---|
VIG | 26% |
VTI | 34% |
VYM | 35% |
あれ(;・∀・)!?
めちゃくちゃ意外かもしれませんが、
VIGは連続増配銘柄のETFでありながら、
増配率も決して高いわけではありません
どゆこと(;・∀・)?
別に…
10年以上増配してる銘柄で構成してるだけで、
必ずしも増配率が高いわけではないのよ!!
たまに、
VIGは将来の高配当ETF!!
という意見を聞きます
間違ってはいませんが、
現状の配当利回りも将来の配当利回りも、
VYMの方が期待できます
高配当が狙いなら素直にVYMを買い付ける方が、
私はおススメです
VYMの個別記事
VIGは将来の配当利回りを狙うというより、
増配銘柄=安定したキャピタルゲインを狙える
というところに期待するETFかなと思います
VIGの経費率 VTIとVYMとの比較
最後に経費率です
銘柄 | 経費率[%] |
---|---|
VIG | 0.06 |
VTI | 0.03 |
VYM | 0.06 |
経費率はVYMの経費率と同様0.06%と、
十分低い水準ですね(*´▽`*)
やはりVTIの経費率の低さは目を引きますが
VIGの運用目的と目的別おススメ運用法
さて、ここまでVIGの特徴を述べてきましたが、
・キャピタルゲイン狙いのETFでありながら、
GAFAなどの大型グロース株を含まない
・連続増配ETFでありながら、
分配金利回りと増配率は高くない
など、若干あまのじゃくなETFだと思いませんか(;・∀・)?
キャピタル目的なのか、インカム目的なのか?
どういう資産運用を目指す人が、
どのようなスタンスで運用するのか結構難しいんですよね
向き合い方が難しくて、
ダルクはツンデレETFと呼んでいます
ツンデレ言うな!!
とはいえ、
VTIに並ぶとても優秀なETFには変わりないので、
私が目的別に運用例を考えてみました
VIGの運用例①:VIG+VTI 長期で安定した資産最大化を狙う
VIGは高いトータルリターンと暴落耐性を持つため、
長期で安定して資産の最大化を図るのに最適なETFと言えます
VTIとどちらをコア資産にするかは好みによりますが、
私は時価総額に追従する王道ETFであるVTIをコアにしています
小型株やGAFAMなどのハイテクグロース株を多く含むVTIと、
連続増配の安定銘柄だけで構成されるVIGを組み合わせることで、
高いトータルリターンと暴落耐性を備えた、
長期の資産形成に向いたポートフォリオを組むことができます
私が「攻め」、VIGが「守り」ですね
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VIGの運用例②:VIG+VYM 10~20年後に堅実にインカム最大化を狙う
王道高配当ETFのVYMと組み合わせ、
長期でインカムゲインの最大化と安定した資産形成を狙えます
VYMは高配当・増配・キャピタルゲインを全て兼ね備えており、
長期でインカムゲインを狙うのに最適なETFです
VIGでトータルリターンの増加と、
高配当の弱点である暴落耐性を補完することで、
長期でより安定した高配当ポートフォリオを組むことができます
長期目線ですので、
早期に仕込んだVIGの高配当化も見込めるかもしれません
私をもっとキャピタルより、ディフェンシブにしたのが、
VIGってイメージだね
組み合わせて、ちょうどいい割合を見つけてね
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VIGの運用例③:VIG+SPYD 10年後にFIREを狙う
とにかくインカムを増やしたい、
でも含み損は嫌だ!!
暴落は怖い!!
そんな人は、
配当利回り最高のETFであるSPYDとVIGを組み合わせることで、
高配当ポートフォリオの弱点である含み損のリスクを低減できます
インカムは任せとけ!!
……あとは任せた(=゚ω゚)ノ
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まとめ:VIGは目的により様々な運用が可能な優良ETF
最後にVIGの特徴をまとめます
VIGは10年以上連続増配の銘柄で構成されたETF
VTIやS&P500に匹敵するトータルリターンを見込める
財務優良企業で構成され、高い暴落耐性を備えるためポートフォリオの安定性を高めることができる
分配金利回りと増配率は決して高くない
そのうえで、
若干運用スタンスが難しいが、
目的に応じて様々な役割が可能な優良ETFと言える
以上です(=゚ω゚)ノ
君はこのエリートツンデレETFを、
どう使いこなすのか(+_+)
ちょとめんどくさいかもだけど…
長期のパフォーマンスと信頼性は負けないわ
だから…
最後まで、付き合ってあげるわよ
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